大洗町の永町商店街駐車場に車を停めて、昭和のような懐かしい雰囲気とご当地アニメキャラクターが混在する街並みを、西に歩いていくと見えてくる、赤いヒサシが目印のお店。

このお店は、4月22日にプレオープンを迎えた「BOOK & GEAR 焚⽕と本」。一度きりのプレオープン記念日に、いばしごとの編集部もお邪魔させていただきました。

オーナーは、佐藤穂奈美さん。
再開発、古民家再生、空き家再生ファンド、地域参加型まちづくりの仕事を経て、茨城県大洗町にUターンした女性です。

「BOOK & GEAR 焚⽕と本」は、Uターン後に佐藤さんが出会った様々な人たちの応援と、佐藤さんを中心とした「焚火と本プロジェクトチーム」によって生まれた場所。元呉服店の店内には、木製の手作り什器とアウトドアグッズが並びます。そして棚の中に置かれているのは、佐藤さんや佐藤さんが企画運営するWEBサイト「LOCALBOOSTER」にまつわる地域の方が選書した本。

※焚火と本プロジェクトチーム 企画・プロデュース:Coelacanth 佐藤穂奈美/施工・デザイン:井上岳・大重雄暉/材料提供・テーブル制作:上林製材所

ここは、「本屋、ときどきブックカフェ」。純粋に本とキャンプギアが買える「ショップモード」の日と、店内で本を読みながらコーヒーを飲める「ブックカフェモード」の日があるそうです。

プレオープンを迎えた佐藤さんに、「この場所でどんなことが生まれてほしいですか」と伺うと、「本を通じて、人と人のつながりや、人と地域のつながりが生まれていってほしいです」と答えてくれました。

これから佐藤さんは、焚火と本を拠点しながら、地域から価値を作るプロジェクト「LOCAL BOOSTER」を通じて、空き家活用・起業相談・イベント企画運営・LOCALツアー企画運営などの事業に取り組んでいきます。

プレオープンした「BOOK & GEAR 焚⽕と本」に、どんな人々が集い、どんな話で盛り上がり、どんな価値が生まれていくのか。そして佐藤さんの事業の中で、地域にどんな可能性が見いだされていくのか。
これからの可能性に、期待が膨らみます。

いばしごとでも、佐藤さんの起業への想い、地域から価値を作ることへの想いを、いつかじっくり伺ってみたいと思います。

BOOK & GEAR 焚火と本
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