自分は何を大切にして働いたらいいんだろう?と就職活動に悩む大学生たちに向けて開催された、取材インターン企画「ひきだし」。就活生が、取材を通して那珂市の企業を深く知り、働く人の言葉をじっくりと聞きながら、自分にとっての「働く軸」を見出すインターンです。

インターンプログラムの中では、参加した大学生たちによる報告会も開催。仕事への不安、取材を通しての発見、これからの目標など、インターンに参加し成長した大学生たちのの生の声を聴くことができます。

※報告会の詳しい情報はこちらからご覧いただけます

12/19開催!【地域企業の魅力を再発見!】取材型インターンシップ“ひきだし”オンライン報告会

「ひきだし」に参加したまだ何者でもない大学生たちは、取材を通して自分自身の中にさまざまな気づきを得てきました。今回のインタビューでは、仕事を選ぶうえでの悩みや取材インタビューを通して気づいた自分の「働く軸」について、大学生たちが等身大の言葉で語っています。

取材インターン「ひきだし」とは?

終わらないコロナ禍と、将来の予測が困難な時代。自分らしく働き、いきいきと活躍するにはどうすればよいのか、という答えの無い問いを前に、大学生たちは自らの将来を切り開き、社会に参加しなくてはなりません。

そんな中、茨城県那珂市では、「働くこと」に悩む大学生たちを対象にした地域企業さんへの取材インターン企画「ひきだし」を主催しています。

この企画では、茨城県内外の大学生たちが取材チームを作り、「ひきだし」を運営する株式会社えぽっく(以下、えぽっく)のサポートの下、約1週間かけて那珂市内の企業さんをオンライン取材。企業の取組みや、仕事にかける想いなどを伺い、最終的には那珂市と企業を紹介する1冊の冊子を完成させます。

さらに、取材前後に行われる研修では、大学生それぞれが持つ働くことへの不安や、取材の中で発見した仕事への想いを深堀りし共有。働くことへの解像度を高め、「働く軸」を発見する後押しを行います。

2022年度は、茨城県内外の大学に通う9人が参加。本記事では、「ひきだし」編集長の田代みのりさん、記者の石川諒さん・先崎愛佳さん、那珂市政策企画課主事の海野悠暉さんの4名に、取材インターンで得た経験と発見について話を伺いました。

「仕事」の視点から那珂市を再発見

取材インターン「ひきだし」。この事業は、大学生たちに「働く軸」を見つけてもらうだけでなく、取材から生まれる那珂市の関係人口の創出への期待もあると、海野さんは語ります。

―「ひきだし」では、大学生たちは「取材インターン」という形で那珂市に関わっているのですね

海野さん「『ひきだし』では、少しでも多くの若い世代たちに、那珂市の企業に興味を持ってもらうために、那珂市の企業インタビュー記事を作成、発信しています。参加する大学生たちには、編集者や記者として、自分の興味関心にとらわれず様々な企業のお話を聴きに行ってもらいます。自分の興味で選ぶ一般的なインターンよりも、幅広い経験や気づきを得られるのではないでしょうか。また、ご協力いただいている那珂市の企業さんからは、大学生たちのリアルな考えを知ることができたり、逆に『業界の今』を直接伝えることができたりと、好意的にご協力いただいております」

就職活動を前に、自分の見識を広げたい

インタビューに参加した大学生3人は共通して「取材インターンをきっかけに、自分の可能性を知りたい、新たな世界に出会いたい」という想いを抱いています。そして同時に、独自の背景や、将来のありたい自分の姿を持っていました。

編集長の田代みのりさん。大阪出身で、「ひきだし」をきっかけに初めて那珂市にやってきた

―田代さんは、出版業界を目指して就職活動をしている中で「ひきだし」に出会ったそうですね

田代さん「雑誌づくりに興味があり、編集者を目指しながら就職活動を続けていました。しかし、なかなか内定に結びつかず、就職活動を中断していました。そんなときにFacebookで出会ったのが『ひきだし』です。取材インターンを通して、実際に編集者としての役割を体験することで『自分の編集業界への向き不向きが見えてくるかもしれない』と期待して参加しました。茨城県には来たことがなかったし、大学で地方創生を学んでいたことも、参加理由の一つですね」

―石川さんは、経営や起業にも興味があるとのことですが、取材を行う企画の「ひきだし」に参加したのはなぜですか?

石川さん「『いろいろな経営者や社会人の話を聴けそうで面白そう』と思い飛び込んでみました。以前の自分は、大学を出たら公務員になるつもりでいましたが、最近の夢は起業すること。大学では経営学科で学んでいます。でも起業は、自分の狭い知識や経験の中ではできそうにないし、いろいろな人の話を聴き見識を広げることが必要です。そんなときに『ひきだし』に出会い参加しました。企画の中で生まれる、会社や地域の方、大学生同士のつながりへの期待もありましたね。将来的に自分が起業したときに、相談したり、一緒にプロジェクトを作ったりするような関係性を築けたらいいなと思いました」

ー先崎さんは、生まれも育ちも那珂市ということですね。地元の企業を取材する企画に参加したのはなぜですか?

先崎さん「『ひきだし』に出会ったとき、那珂市でこういった取り組みが開催されているのは珍しいな、と感じたのが正直な感想です。就職先は、県内県外問わずに考えていたので、『この機会に那珂市内の企業のことも見てみよう』と思って参加しました。那珂市は水戸市やつくば市に比べると企業の数は少ないかもしれません。そんな中でも地域の企業を5社も取材して詳しく知ることができるのは、大きな収穫ですよね」

取材を通して「チームの仕事」を体験

取材インターン「ひきだし」で大学生たちが挑む仕事は、「大学生たちが市内の企業を調べ取材する」「取材した内容を元に、記事と冊子をつくる」の二つ。

「ひきだし」のメンバーたちは、取材と冊子づくり全体を取りまとめる1人の「編集長」と、取材執筆を中心に行う「記者」たちから編成されます。それぞれの役割を担う大学生たちは、どんな体験をしてきたのでしょうか。

ー「ひきだし」の編集長として、取材と冊子づくりを取りまとめる田代さん。実際に「編集」という役割を担ってみると大変な場面も多かったと思いますが、いかがでしたか?

田代さん「チームのみんなと打ち解けられるように積極的に話しかけるようにしました。でも、ミーティングがオンライン中心ということもあり、メンバーとの距離感をつかむのに苦労しましたね。そのため、話しやすそうなメンバーから話しかけ、少しずつみんなに会話を広げられるよう努めました。また、作業の中でも、議事録づくりなども他のメンバーにお願いするなどして、コミュニケーションを図るようにしました」

ー冊子づくりの実務は、体験してみていかがでしたか?

田代さん「編集長として、冊子の構成やデザインの方向性を作るのが特に大変でしたね。最初は『みんなから意見を出してもらい、意見の多かったものを盛り込もう』と思っていました。でも、それでは一向にまとまらないんです。完成に向けてちゃんと進めていくためにも、自分が中心になってみんなを引っ張る必要があると学べました」

―石川さんは記者として取材や執筆を担当されていますね。どんなことを意識しながら取材にあたりましたか?

石川さん「取材では、大学生がファシリテーターを務め、絶対に聞く質問と、その場で生まれた疑問を投げかけながら進めていきました。自分がファシリテーターを担当したときは、なるべく時間が無駄にならないように、参加者の沈黙の時間を減らし、学生記者に質問を促すように心がけました。そこには、経営学科の中での発表やディスカッションの経験が活きたと思います。自分が質問者になったときは、しゃべり過ぎず、相手の話にじっくり耳を傾けることも意識しました」

―取材を体験してみていかがでしたか?

石川さん「取材を経験してみて、『食事や睡眠の大切さ』に気づきました。集中力の必要な取材中に、自分の体調が仕事のパフォーマンスに影響することを実感しました。これから社会人になるとき、自分の生活を整えることは、仕事をする上で本当に大切なんだなと思いました」

那珂市が地元で、県内の大学に通う先崎愛佳さん。大学のゼミでは地域貢献について学んでおり、「地元を知ることはゼミにも活かせるのかもしれない」という期待もあったそう。

―先崎さんは、記事をまとめていくうえで意識していたことはありますか?

先崎さん「取材ではたくさんのお話を伺うので、どうしても最後のほうに聞いた話ばかり印象に残りがち。だから、全体的に要点を絞って取材で得た情報を簡潔にまとめることを心がけました。文章には苦手意識もあったのですが、書いてみると意外と『上手だね』と言ってもらえて、自信につながりました。実際にやってみないと気づかなかったことですね」

そんな大学生たちの奮闘を見守っていたのが、那珂市職員の海野さん。最初は戸惑いがちだった取材も、回を重ねるごとにスムーズになる。そんな成長の様子を目の当たりにしながら、「那珂市の企業さんをこんなにも深掘りしてくれてありがとう!」と深く感じ入っていたそうだ。

向き不向きは、まずはやってみないと分からない

那珂市企業の経営者や、そこに勤める従業員のリアルな「働く」にまつわる話を聴きながら、自分の働く軸をわずかでも見出していくのが「ひきだし」の掲げるテーマ。

取材を終えた大学生たちは、自分なりの「働く軸」を掴むヒントを得ることができたのでしょうか。大学生たちは、取材の感想とともに、自分の中に生まれた「働く」への意識を次のように語ります。

県内の大学に通い、常陸太田市が地元の石川諒さん。「言葉遣い等のマナー面でも不安があるが、しっかりと準備して臨みたい」と高いモチベーションで取材インターンに挑んだ。

―石川さんは、「地方で働く人の印象が変わった」と話していましたが、具体的にどのようなことですか?

石川さん「自分は、仕事の中で『楽しさ』を大切にしたいです。楽しければ、大変な仕事でも最後まで頑張れますしね。だからこそ、職場の方たちがどんな雰囲気で仕事をしているかは、『働く軸』を考える基準の一つ。実は、取材する前は地方での仕事に偏見を持っていました。充実した面白い仕事は東京にあって、地方の人たちは『働かされている』みたいな雰囲気で仕事をしていると思っていたんです。でも、那珂市で働く方たちはみんな自分なりのやりがいをもっていて、いきいきしているのが印象的でした。取材に応えてくれた方たちがみんな『自分を大切にしよう』と言ってくれたのは、とても心強かったですね」

―先崎さんは、「仕事の楽しさ」に気づけたのは大きな発見だったのではないでしょうか。

先崎さん「今まで、『仕事は生活のためのもの』という認識が強かったので、『仕事は仕事、趣味は趣味』と分けて考えていましたし、仕事に楽しさを求めていませんでした。でも取材の中で社会人の皆さんがいきいきと仕事をしている様子が見えてきて、『仕事が趣味』と話す方の感覚も分かるような気がしてきました」

―「地元のいろいろな企業を知る」という点ではいかがでしたか?

先崎さん「取材の中で、那珂市の企業さんも茨城県内にとどまらない事業をしていることに気づきました。海外とたくさんの取引をしている企業や、国内で活躍するアーティストやタレントが利用する撮影現場を貸し出す企業があるのは、今回の取材で初めて知りましたね。企業さん独自で商品開発のための研究を進めているところもあり、大学院じゃなくても研究はできることを知ったのも大きな発見です。実は、『那珂市の企業に就職したら、ずっと那珂市の中にこもってしまい世界が広がらないのでは』と不安に思っていました。でも実際にはそんなことはないし、取材を通して『那珂市っていいな』と思うようになりました」

―取材を通し、田代さんは「働く軸」をどのように捉えていきましたか?

田代さん「もともと就活は嫌だなと思っていたし、『働く軸』というものにもピンときていませんでした。しかし、取材を通してたくさんの方から話を聞いて、どんな形であっても『軸』を持つことは大切なんだなと思いました。私の中で『ワークライフバランスを整えたい』『ストレスフリーな環境で働きたい』という気持ちがあります。それを軸と言っていいのだろうか?という疑問もありました。でも、取材の中では同じようなことを大切に仕事をする方々に出会えて、『軸』は、壮大なものじゃなくても、もっと自分らしいものでいいんだなと思えるようになりました」

―「働く軸」は見つかりそうですか?

田代さん「『軸』が何なのか、まだ迷っています。それでも、取材先のたくさんの方から『やってみないと分からないし、何事も経験』と言ってもらえたのは大きな励みになり、軸を見つけるヒントになりそうです。今まで、『最初の就職に失敗すると、その後のすべてに影響するのかも』と不安でした。でも、『まずはやってみる』気持ちで踏み出してみないと分からない。働く場所についても、柔軟に考えられるようになりました」

大学生たちは取材を通して、仕事への向き合い方だけでなく、「地方で働くことの可能性」をも見出すことができたのではないでしょうか。そして、大学生たちの感想を受け止めながら、海野さんは那珂市の良さを改めて噛みしめます。

―大学生たちの取材に伴走しながら改めて見えてきた那珂市の魅力はありますか?

海野さん「那珂市にはチャンスがあるし、何をするにもちょうどいい街だと思います。仕事も趣味も、観光も、東京へのアクセスの良さもあり、仕事をするにも暮らすにも良い環境。もちろん、行政職員として、街の可能性は常々感じていました。それが、今回の取材を通じて、より確信に近づいたような想いです。大学生の皆様が取材で深掘りすることで、魅力的な企業があること、そしてワークライフバランスを大切にしながら充実した暮らしを送る方々の姿が鮮明に見えてきました。これまで以上に自信をもって『那珂市、おススメですよ!』と伝えられるようになりましたね」

那珂市職員の海野悠暉さん。自身の那珂市へのUターン時は、なかなか地域企業に出会うチャンスが無かったという。

就職活動は、自分の世界を広げるチャンス

働くことや就職活動への悩みを抱えながらも、取材を通じて視野を広げていった大学生たち。取材を終えた今、その視野は各段に広くなったはずです。そんなインターン参加者たちは、就職活動で悩む人たちにアドバイスを伝えるとしたら、どんな言葉をなげかけるのでしょうか。

―例えば、大学の友達や後輩が就職活動に悩んでいたら、どんなことを伝えますか?

先崎さん「就活では『大手企業に入りたい!』という気持ちもあると思います。でも、その職場に自分が合うかどうかも大切だし、結局は『自分がいきいきと働けるか』が大切だと思います。企業は外側からでは見えないことが多いですが、企業に一歩踏み込んで深く理解するチャンスが就職活動。その機会を活かしながら、自分がいきいきと働ける場所をじっくりと探してみると良いのではないでしょうか」

石川さん「例えば、自分が英語学科で学んでいるからといって英語関係の仕事に就こう、みたいな感じにならなくても良いと思います。いろいろな人から話を聴くと、知識が広がり、自分の可能性が見えてくる。だからこそ、あまり固定観念を持たずに、自分を見つめなおすチャンスとして就職活動に挑むと良いかなと思います。実は自分は、いろいろなところにインターンに行って、現場の方から話を聴くのが趣味になっているんです。最低限の礼儀とマナーを身につけていれば企業の皆様も受け入れてくださるし、経験を積んだ先輩たちの話は本当に学びになります。就職活動という機会に、まずは飛び込んでみてください」

田代さん「高校や大学までは学力と運で進んでこられますが、社会に出るときはそれが通用しなくなっていく。だからこそ就活という機会をきっかけに、たくさんの人の話を聴き、自分を振り返り、将来ありたい姿を考えることが必要だと思います。私自身、『ひきだし』をきっかけに、ふと思い浮かんだ感情やワクワクを書き留めておいたり、疑問に対して『なぜ?』と疑問を投げかける習慣がついてきました。そんな小さな積み重ねが、自分を将来ありたい姿に近づけてくれるのだと思います」

「ひきだし」で取材させていただいた、那珂市の企業さん5社

最後に、2022年度に取材させていただいた那珂市の企業さん5社を、取材のエピソードとともにご紹介いたします。

株式会社松井建設

一般土木事業を中心に、宅地造成・解体工事・不動産業・クレーン工事・砂利採取などを行う。

取材した大学生たちのコメント

  • 松井建設さんのモットーは、「仕事は堅く、発想は柔らかく」。砕石だけではなく、採石場のロケ地事業やyoutubeの情報発信などから、その柔軟性を感じました。
  • 「まずは飛び込んでみて、長年仕事を続けながら、自分なりの仕事の面白さを見出すことが大切」というお話が印象的でした。
  • 社員の方が語っていた、「大人になってからもチャレンジし続け、仕事の幅を広げていく」という考え方は、これからも忘れずに持って行きたいと思いました。

株式会社綿引農園

トマトを中心にハウスでグリーンアスパラガス、ホワイトアスパラガス、ナス、キュウリなどの野菜を栽培。

取材した大学生たちのコメント

  • 「自分のやりたいことに突き進もう!」「未来の自分は、今の経験で創られる」というお話に背中を押され、涙が出そうになりました。
  • 安定した収入のために安定した職業を選ぶ、と考える前に、精神、楽しさ、人間関係など、自分なりの「安定」を見極めたいと思いました。
  • ドローン、自動管理式ビニールハウス、SNSを活用した情報発信など、いまの農業は思った以上に新しい技術を取り入れていて驚きました。

株式会社日乃本米菓製造

杵もち揚、あられ、おせんべいの菓子(米菓)製造会社。

取材した大学生たちのコメント

  • 「たとえ大学で学んだことが仕事に繋がらなくても、仕事に対してどれだけ頑張れるか、興味を持てるかが大事」という言葉を聞いて、将来の仕事を考える幅が広がりました。
  • 転職や県外での活動経験を経て成長し今の仕事に繋がっている、という話を伺って、「人生に無駄な経験は無いんだな」と思いました。
  • 「一番大切な人に届けたい”本物”をつくる」という経営理念を貫いているからこそ、お客さんから感謝の言葉をいただける会社になっていったんだろうなと思いました。

FLEXCEED株式会社

電子機器の進化の最先端を担うハイテク企業。TABの製造からICの実装までを一貫して提供する。

取材した大学生たちのコメント

  • 「自分のやりたいことと性格を理解したうえでの、仕事選びの柔軟性」という話を伺って、「よりよい自分自身の働き方」をもっと意識していきたいと思いました。
  • 仕事も趣味も楽しんでいる社員さんが語る、ワークライフバランスのお話がとても印象的でした。
  • 女性も文系の方も活躍できる職場で、素晴らしいと思いました。

ストロベリィ館那珂店

有限会社エイトプランニングオフィスが運営する、県内に9店舗を展開する写真館。衣裳・美容・写真をトータルコーディネート。オシャレで可愛いスタイリングが自慢。

取材した大学生たちのコメント

  • インタビューに応じてくださった社員さんみんなが、のびのびと楽しそうにお話してくださったのが印象的でした。
  • 自分を大切にしながら、自分自身が持っている「好き」の気持ちを大切にしている方が多く、すてきな職場だと思いました。
  • 吉澤社長の「大学生は、自分の選択肢を増やせる時期。まずは試しにやってみるのもアリかもしれません」という言葉に背中を押されました。

那珂市役所

取材した大学生たちのコメント

  • 役所の仕事は事務が中心のイメージがありましたが、土木や企画など、実際に街の中に足を運ぶ仕事もあることが分かりました。
  • 市民のあたりまえの暮らしを支える大きな役割を、市役所が担っていることを実感しました。
  • 人事異動でさまざまな仕事を経験できる、自己成長とやりがいのある仕事だと思いました。

本記事について

那珂市では、「人と地域が輝く安心・安全な住みよいまち那珂」をまちづくりの目標に掲げており、その取り組みのうち、「ここで働きたい」いぃ那珂プロジェクトの一環として、茨城県内外の大学生を対象にインターンシップ事業「ひきだし」を開催しています。

若年層を中心とした地元企業就職と転入増の促進には、地元高校や大学・地元企業との連携が必要。「ひきだし」では、インターンシップなどマッチングの機会の提供や、独自の事業や技術を持つ事業所への取材から見いだした魅力発信を通じて、近隣や東京圏等の大学生の市内企業への関心を高めることを目的としています。

この記事は、そんなインターンシップ事業の一環として、そして皆様に事業内容をより良く知っていただくため作成いたしました。