就職活動に悩む大学生たちに向けて開催される、取材インターン企画「ひきだし」(以下、ひきだし)。
本記事では、企画に参加した大学生たちの、仕事への想いや気持ちの変化をお伝えします。

ひきだしでは、参加した大学生たちが、学生記者として那珂市の企業と那珂市役所を取材しながら、自分にとっての「働く軸」を少しずつ見出していきます。

今年度のひきだしでは、合計8名の大学生が参加し、那珂市の企業5社と那珂市役所を取材。具体的な仕事内容のほか、経営者や社員、職員が抱く仕事への想いを伺いました。

また、今年度は、初となる現地取材を実施。これまではオンライン取材を行っていましたが、コロナ禍が落ち着きつつある中で実現しました。

大学生たちは、対面で仕事内容や仕事の想いを直接伺うことで、オンラインでは受け取れない、熱意と真摯な気持ちを受け止めていました。

取材インターン「ひきだし」とは

ひきだしは、茨城県那珂市が主催する企画。

那珂市では、「住みよさプラス活力あふれるまち」をまちづくりの目標に掲げており、その戦略の1つとして「安定した雇用の創出戦略」を進めています。

その中で目指しているのが、若年層の地元企業就職と転入増の促進。近隣や東京圏等の大学生の市内企業への関心の喚起を図りながら、戦略目標達成に向けて進んでいるところです。

ひきだしは、その主なターゲットである大学生による企業でのインターンシップや取材等を実施することによって、独自の事業や技術を持つ市内企業の魅力を発掘し、冊子にまとめ、発信する企画です。

茨城県内外の大学生たちは、ひきだしを運営する株式会社えぽっく(以下、えぽっく)のサポートの下、約1週間かけて那珂市内の企業を取材。

取材では、実際に企業の事務所や店舗、工場に足を運び、経営者や社員に、企業の取組みや仕事にかける想いをインタビュー。さらに、取材前後に行われる研修では、参加した大学生それぞれが持つ働くことへの不安や、取材の中で発見した仕事への想いを深掘りし共有。

取材と研修を通して、大学生たちの、仕事への理解度を高め、「働く軸」を発見する後押しを行います。

大学生が現場で感じた「那珂市での仕事」の話を聞ける報告会も開催

最終的には、取材の中で印象に残った言葉を大学生の視点でまとめ、那珂市の企業を紹介する冊子を完成させます。さらに、2024年2月16日には、参加した大学生たちによる報告会も開催。

「2/16開催!【地域企業の魅力を再発見!】取材インターン2023報告会」への参加ご希望の方は、こちらのページから申し込み可能です。

開催場所は、那珂市中央公民館。オンライン参加も可能です。

真夏の濃密な取材ツアー

取材を実施したのは、大学生の夏休みシーズン。2023年8月後半に、集中的に行いました。
取材6社、事前研修、事後研修の8日間の日程を、約2週間のタイトなスケジュールの中で実施。

酷暑が続く中、初めて行く場所、初めて会う人に対して、初めての取材を行い、「働くこととは何だろう」と考え続ける、大変なインターンだったと思います。

しかし、その密度でインプットと内省を繰り返したからこそ、大きな気づきや深く心に残ったことは多かったはず。今年度のひきだしに、様々な背景や想いで参加した大学生たちは、企業取材の中で、どんなことが心に残ったのでしょうか。

参加した大学生6名にインタビューをしました。

質問のキャッチボールで深まる、仕事への理解

学生記者
小関一矢/茨城県つくば市出身/大学3年生

ひきだしを終えて
本格的に就職活動を始めた小関さん。会社に実際に行き、現場を見て話を聞くことで、インターネットでは得られないリアルな話を聞けるのではないか。そんな期待を抱きひきだしに参加しました。

身近な仕事を、様々なメディアから流れてくる情報の印象ではなく、自分自身で見聞きし、実際はどんなものなのかを知ることができた経験は、大きな収穫だったそうです。

小関さん「特別養護老人ホーム ひばりヶ丘さんを取材したとき、スタッフの方々も、施設を利用する方々も、みんなニコニコしているのが印象的でした。『介護の仕事はきつい』という印象ばかり先行していたので、実際に現場を見て、仕事の魅力に触れられてよかったです」

他にも、インタビューを通して、社会人の仕事の役割だけでなく、仕事への姿勢を伺えたことは、取材ならではの体験だったと振り返ります。

小関さん「僕もみんなもインタビューに不慣れで、取材が始まったころはガチガチに緊張していました。ですが、質問を一つ投げかけると、いろいろな話題を話してくださって、そこから新たな質問や気づきが生まれていきました。その繰り返しでどんどん深い話を伺えたと思います。パン工房ぐるぐるでのインタビューでは、パン作りの話から始まり、スタッフとしての信念、将来の挑戦の話まで深まっていきました。そうやって話していただけた内容は、就職する業種に関係なく大切にしたいと思います」

現場を見て、質問を重ね、視点を広げていった小関さん。これから就職活動に挑む学生たちに向けて、「まずは積極的に質問してみてください」とアドバイスします。

小関さん「企業の合同説明会のときには、何でもいいのでまずは1つ質問をしてみると良いかもしれません。質問への直接の答えだけでなく、企業の方が経験から生まれた様々な話も伺えると思います。そこでの新たな気づきから、就職活動のヒントが得られるのではないでしょうか」

社会人の熱いコメントから「就職後のさらに先」を意識

学生記者
西野優聖さん/茨城県ひたちなか市出身/大学4年生

ひきだしを終えて
地域で仲良くしてきた友達や、自分を育ててくれた母への想いがあり、地元で就職したいと考えている西野さん。だからこそ、地元企業についてよく知りたいと思いひきだしに参加しました。

それだけでなく、取材で伺える経営者の話にも興味を感じていたそうです。

西野さん「大学の授業では、経営者のお話を伺う機会がありました。それぞれの価値観をもった経営のお話は、とても興味深かったですね」

そんな西野さんは、取材を通して、那珂市企業の経営者をはじめ、さまざまな社会人の話から大きな感銘を受けました。

西野さん「パン工房ぐるぐるさんで社長から伺った『目標を決めて、そこから逆算して中期・短期・長期の目標を定めて行動する』姿勢に刺激を受けました。また、有限会社日立白洋舎さんの『仕事はライフスタイルを豊かにするためのもの』という考え方も新鮮でした。就職活動は、それ自体がゴールではなく、就職した先に自分がどうありたいかを考えるのが大切だと思います。ここで得たものを参考に、自分の仕事の姿勢も考えていきたいです」

西野さんは、就職活動中の大学生に「焦らなくてもいいけど、積極的に行動を起こした方がいい」とアドバイスを送ります。

西野さん「今はSNSで就職活動のいろいろな情報が出ているから、気になってしまうし、焦ってくると思います。その気持ちはよく分かりますが、まずは積極的に行動を起こしてみてください。インターンへの参加はもちろん、入社試験対策の勉強を1ページでも進めておくなど、その小さな積み重ねが結果に結びつくはずです」

働く楽しさと熱意は、実際に現場を見たから感じ取れた

学生記者
神永万優/茨城県日立市出身/大学2年生

ひきだしを終えて
大学では、フリーペーパーを発行するサークルに所属している神永さん。取材執筆の経験をサークル活動に落とし込むことができれば、と思いひきだしに参加しました。

神永さんは、就職への視野を広げようと、サークルの先輩に就職活動の話を聞いたり、インターネットで企業について調べたりと自分なりのアクションを起こしていました。ですが、あまり自分事として情報を受け止められなかったそうです。

そんな経験もあってか、企業で働く人の様子を見て、実際に話を伺うことで、どの企業でも、みんな楽しみながら仕事に打ち込んでいたと振り返ります。

神永さん「インタビューでは、特別養護老人ホーム ひばりヶ丘を担当しました。介護の現場は大変そうでしたが、スタッフの方々が笑顔で楽しそうに仕事をしていました。皆さんは実際に『楽しい』と口にしていたわけではないですが、表情やその場の雰囲気から、仕事を楽しみ、熱意を持っていることが強く伝わってきました。それはインターネットでは感じ取れないし、取材したからこそ分かったことだと思います」

現在2年生の神永さんにとっては、少し早めのインターン参加でした。それだけに、ひきだしでの体験は、早いうちから企業を見て働く人の話を聞き、視野を広げられたと感じているそう。

神永さん「世の中にあるたくさんの業界の中の、6種類の業種を取材しただけでも、視野が広がり、就職の選択肢が増えました。もっといろいろな企業を見てみたいですね。就職活動に悩む人は、まずはインターンに飛び込んでみるのが良いかもしれません。きっと視野が広がるはずです」

「好きなことは仕事にできる」ことの可能性を実感

学生記者
荒川愛莉/福島県いわき市出身/2年生

ひきだしを終えて
まだ仕事についてしっかりと調べたわけではないけど、いずれは愛着ある地元で働きたい。
親からは公務員を勧められているけど、自分が好きな音楽の世界で働いてみたいとぼんやり考え中。

荒川さん「楽器屋さんで働いてみたいけど、食べていけるかちょっと不安ですね」

そんな想いを抱きながら、荒川さんはひきだしに参加。

仕事を考えるときに、自分が好きなことと生活の安定を天秤にかけながら悩むのは自然なこと。そんな中、パン工房ぐるぐるでの取材は、荒川さんにとって、仕事の位置づけを考えるきっかけになったのかもしれません。

荒川さん「パン工房ぐるぐるの社員さんの中には、学生のころから自分が好きな道に進むための勉強を続けてきた方がいらっしゃいました。実は、『好きなことを仕事にしている人』のお話を直に伺うのは、今回が初めて。そんな方の話を伺うことで、一生懸命やれば、自分が好きなことと、仕事として続けられることを両立できるんだろうなと、実感を持って感じられました」

取材を通じて、好きなことを仕事に繋げる可能性を得られた荒川さん。仕事に悩む大学生たちに、次のようなメッセージを送りました。

荒川さん「ゲーム、読書、楽器、なんでもいいので、自分が好きなことがあったら極めるつもりでやってみると、良い展開が起こるのではと思います。取材した社会人の方々もそうでしたし、私自身、サークルで音楽活動を続ける中で知り合いや先輩が増え、世界が広がりました。一生懸命続けることで、好きなことと仕事が結び付くヒントに出会えるかもしれません」

経営に興味があるから、現場の仕事もきちんと理解したい

学生記者
小島弘也/茨城県水戸市出身/大学4年生

ひきだしを終えて
現在就職活動中で、すでに民間企業から内定をもらっている小島さん。
しかし、仕事を通して地域に貢献したいという熱い想いを抱きひきだしに参加。小島さんは、地域に貢献するために、地元企業をもっと良く知りたいと高いモチベーションを抱いています。

小島さん「仕事にのめり込みながら、地域に貢献できて、きちんとお金を稼げる仕事をしたいと思っています。ひきだしは、地元企業の経営者や社員の話を直に聴ける貴重な機会。今まで知らなかった面白い企業に出会えるかもしれない、という期待もあり参加しました」

将来は、企業をサポートする仕事がしたいと考えている小島さん。小島さんはもともと経営に興味を抱いていますが、株式会社ベジタブルテックでの取材では、企業経営を一歩深く理解するきっかけを得られたそうです。

小島さん「露地栽培の野菜と比べて値が張る植物工場製の野菜をどのように市場に提供するかの話題は興味深かったです。それだけでなく、パート職員から正社員になった方の話、工場長として現場を管理する方の話、そしてそんな社員さんたちと一緒に仕事をする社長の話を伺いながら『企業サポートをするためには、経営だけでなく現場も知る必要がある』と強く思いました」

取材を終え、小島さんは「自分も現場の仕事からしっかり経験を積み上げてみたい」と振り返りました。そして、就職活動中の大学生たちには、次のようにアドバイスを送ります。

小島さん「インターンに参加したときは、気になる社員さんを訪ね、話しかけてみてください。少人数だからこそ話せる、深い仕事の話を伺えると思います。それが就職活動やキャリアを考える、大きなヒントになるかもしれません」

那珂市で働き、仕事も暮らしも充実させたい

学生記者
児玉和穂/茨城県那珂市出身/大学3年生

ひきだしを終えて
卒業後も地元那珂市に住みたい。仕事も家庭もプライベートも充実させたい。結婚して家庭を築きたいし、実家と協力しながら子育てをしたい。
そんな想いを抱きながら就職を考える児玉さん。

一方で、那珂市に住んでいる割には、地元の企業のことをよく知らなかったのだそう。

児玉さん「今は、漠然と『事務の仕事をしたい』と思っていますが、業種や会社までは絞り込めておらず、だったら実際に見に行ってみようと思いひきだしに参加しました」

アルバイトなど仕事をする上で、児玉さんが自らのモチベーションとしているのが、「仕事に対してきちんとお金が発生すること」「仕事ぶりをきちんと評価してもらえること」。

報酬や評価は仕事を続けるために欠かせないもの。そんなモチベーションがあってか、仕事に対して「お金を稼ぐためにすること」だと義務的な印象も少なからず抱いてきました。

しかし、取材を通して仕事への新たな視点が加わったと話します。

児玉さん「株式会社浅川建設さんの取材で伺った、『仕事の中にある楽しさを見つける』という話が印象的でした。もちろん、きちんとお金を稼ぐことで暮らしも充実していくと思います。でも、いざ就職してから『思ったほど仕事が楽しくない』と感じたら、仕事の充実も得られなくなるし、どうしようと不安に思っていました。そんな中、浅川建設さんの『自分なりに、一つでもいいから仕事の楽しさを見つけてみると、長く続けていけると思います』という仕事への姿勢のお話は、印象に残りましたし、仕事をする上で大切にしたいと思いました」

「働く」をきっかけに、みんなが豊かに暮らせる、より元気なまちへ

最後に、ひきだしを担当した、那珂市 企画部 政策企画課 地方創生グループ 主事 宮内亮輔さんの想いを伺いました。

宮内さん自身はつい最近まで、インターンに参加した大学生たちと同じ立場でした。大学生たちを見守りながら、最初は緊張しながらも積極的に取材に打ち込み、視野を広げ成長していく様子を感慨深く感じていたのではないでしょうか。

自らの就職活動と就職後の学びから、自分が知っている以上に世界は広くて深い、と実感を込めて振り返る宮内さん。そんな学びを経てきたからこそ、ひきだしは、それに気づくきっかけに繋がるのではないかと語ります。

宮内さん「インターネットで様々な情報を得られますが、実際に現場に行き、働く様子を見るのは大切なことだと思います。働く人たちが語る言葉はもちろん、表情や熱意など、より深く心に残るのではないでしょうか。今回は、取材形式で学生さんに企業を見ていただきました。ここでの経験が、就職活動で迷っている人にも、すでに就職活動の軸を決めている人にも、より広く深く仕事を考えるきっかけになると思います」

ひきだしを終えた今、那珂市企業とそこで働く若者の力にもさらなる期待をかけながら、これからも元気な街まちづくりに貢献していくと宮内さんは意気込んでいます。

宮内さん「那珂市は、コンパクトなエリアに活力ある人や企業が多く、元気のあるまちだと思います。市では、市長がリーダーとして目標を掲げ、職員が一丸となってまちを盛り上げていますが、もちろんそこには行政職員だけでなく、市民の皆様や、民間企業様の力が必要です。今回の『ひきだし』での取材と発信をきっかけに、若い方々に少しでも那珂市に興味をもっていただき、市民、企業、行政が連携しながら、みんなが豊かに暮らせるより元気なまちづくりにつなげていきたいですね」

「ひきだし」で取材させていただいた、那珂市の企業5社

最後に、2023年度に取材させていただいた那珂市の企業5社と那珂市役所を、取材した学生記者のコメントとともにご紹介いたします。

全記事を読める特設ページはこちらから。

取材をまとめた冊子『いぃ那珂 Choices! 那珂市で発見!地域の働き方』は、こちらからご覧いただけます。

株式会社浅川建設

70年のノウハウから、新築・リフォーム・土木工事など幅広く手掛けます。地域貢献への想いから、朝の清掃や挨拶運動も積極的に実施中。

株式会社浅川建設での取材記事はこちらから読めます。

学生記者のコメント
浅川建設さんでのお話は「楽しく働く」ということが印象的でした。そして、仕事を楽しむためには受動的でいるのでなく、自分自身が主体的に楽しまなければならないと感じました。同年代の社員さんから、仕事のモチベーションについても学ぶことができました。

パン工房ぐるぐる

「パンで人をどれだけ幸せにできるか」を信念に、お客様を笑顔にするパンを製造。地元食材の奥久慈卵を使ったとろ〜りクリームパンは絶品!

パン工房ぐるぐるでの取材記事はこちらから読めます。

学生記者のコメント
自分を信じて、決めたことをやり切ることで自信がつくという、社長の熱いお話がとても心に響きました。また、社員さんのお話では、好きなことを仕事にすることのやりがいを聞くことができました。趣味を仕事にする選択について知ることができ、将来の参考になりました。

有限会社日立白洋舎

お客様の幸せと生活の向上に寄与する、まちの衣類クリーニング会社。お客様の笑顔のために、心を込めて大切に衣類をメンテナンスします。

有限会社日立白洋舎での取材記事はこちらから読めます。

学生記者のコメント
お客様がいるからこそ仕事があるという接客業の心得を教えていただきました。お客様への感謝が良いサービスの提供に繋がるという考えを、心に留めておきたいと思いました。お客様のことを第一に考え、お互いに助け合っている従業員の方々の素敵な姿勢に感銘を受けました。

特別養護老人ホーム ひばりヶ丘

地域との繋がりを大事にしながら、利用者様一人ひとりの心と体に寄り添った介護で、利用者様とその家族様にとって豊かな時間を創ります。

特別養護老人ホーム ひばりヶ丘での取材記事はこちらから読めます。

学生記者のコメント
利用者の方を第一に考えたサービスを提供しており、「利用者に居心地の良い場所を提供したい」という想いを職員の方から伺いました。常に笑顔で楽しみながら利用者の方と接している職員の方の姿が印象的で、自分自身も笑顔になれる仕事はとても大事だと感じました。

株式会社ベジタブルテック

県内最大規模の植物工場でフリルレタスなどを栽培。おいしさはもちろん、無農薬・露地栽培より圧倒的に少ない生菌数・安定した収穫が特徴です。

株式会社ベジタブルテックでの取材記事はこちらから読めます。

学生記者のコメント
植物工場での野菜栽培はあまり馴染みのないものでしたが、コンビニや大手飲食チェーン店への出荷や企業イメージの維持について聞き、身近な存在だと実感しました。時代の変化はありながらも需要が高い産業であり続けると思うので、美味しいレタスを作り続けてほしいです!

那珂市役所

那珂市民の豊かな生活をサポート。30以上の担当課・担当局が、それぞれの専門技術や知識を連携させ、市民生活向上に真剣に向き合っています。

那珂市役所での取材記事はこちらから読めます。

学生記者のコメント
市民のニーズに応えるために目標を持ちながら従事されている姿に感銘を受けました。コミュニケーションを大切にされていて、「市民を支えたい」という気持ちが強く伝わってきました。様々な仕事に意義を持って取り組む姿勢にも感銘を受けました。

本記事について

那珂市では、「住みよさプラス活力あふれるまち」をまちづくりの目標に掲げており、その取り組みのうち、「ここで働きたい」いぃ那珂プロジェクトの一環として、茨城県内外の大学生を対象にインターンシップ事業「ひきだし」を開催しています。

若年層を中心とした地元企業就職と転入増の促進には、地元高校や大学・地元企業との連携が必要。「ひきだし」では、インターンシップなどマッチングの機会の提供や、独自の事業や技術を持つ企業への取材から見いだした魅力発信を通じて、近隣や東京圏等の大学生の市内企業への関心を高めることを目的としています。

この記事は、そんなインターンシップ事業の一環として、そして皆様に事業内容をより良く知っていただくため作成いたしました。